科学探究(理数融合科目及び分野融合科目)の教育課程の開発

研究開発単位の目的,期待される成果

「基礎的・基本的な知識及び技能を確実に習得させ,これらを活用して課題を解決するために必要な思考力・判断力・表現力等を育成すること」,「知識を活用する際に不可欠な科学的リテラシーを育成すること」を目標とします。この目標を達成するために,ものづくり,企画実行,探究活動を継続的に行う教育課程を開発します。

また,科学的な活動の中に,数学的な取り組みを取り入れることで,「事象を数学的に考察し表現する能力」や「創造性の基礎を培うとともに,数学のよさを認識し,それらを積極的に活用して数学的論拠に基づいて判断する態度」を育てます。

内容



分野融合科目及び理数融合科目として「科学探究」を開発します。中高一貫の6ヵ年を3つのステージに分け,その発達段階と理数教育の内容に応じた「探究活動型の授業」を実施します。

中1・中2では全員を対象とした「基礎科学探究Ⅰ・Ⅱ」を週2時間実施します。内容は,実験器具の操作方法や薬品の扱い方,観察・実験の手技・手法,記録やレポート作成など探究活動の方法の習得を目指します。また,数学の基礎・基本やレポート作成,数学に対する興味・関心を高める取り組みを行います。

中3・高1では全員(高1からは特別進学コースも参加)を対象とした「応用科学探究Ⅰ・Ⅱ」を週2時間実施します。内容は「基礎科学探究Ⅰ・Ⅱ」の発展として,高等学校で扱われる実験,実験結果の統計処理,プレゼンテーション資料の作成を学びます。課題研究に応用できるような発展的な実験や,野外でのフィールドワークなどを行います。高1の最後にはグループごとに実験結果のまとめの発表を行います。そして,生徒の興味関心を元にグループ分けを行い,高校2年生から取り組む課題研究の内容を決定します。

高2・高3では理系選択者を対象に「課題研究Ⅰ・Ⅱ」を行います。平日週2時間(高3では3時間),土曜日及び放課後も活動時間とし,各グループで課題研究に取り組みます。大学等の外部指導者の指導も受けながら,それぞれの研究をすすめます。月に一度,各グループは研究の進捗状況を発表し,議論を交わす場を設定します。

実施方法(予定)

中1
  • 実験器具の操作方法や薬品の扱い方・観察や実験の方法・記録の取り方,実験レポートの作成方法・クリティカルシンキングについて学ぶ。
  • 英語イマージョンでの理科実験(コミュニケーション・メソッド)を実施する。
  • ものづくりを取り入れた授業を開発する。
中2
  • 実験器具の操作方法や薬品の扱い方・観察や実験の方法・理科実験レポートの作成方法・数学レポートの作成方法を学ぶ。
  • 英語イマージョンでの理科実験(コミュニケーション・メソッド)・数学における学習テーマを与え,数学レポートを提出します。
  • 大学等の研究施設への校外研修を行う。
中3
  • 高校理科における実験器具や実験機器の使用方法,薬品の扱い方・実験結果の統計処理のための数学講座・プレゼン資料の作成講座など行う。
  • プレゼンソフトを利用した実験結果の発表を行う。
  • 三瓶自然館サヒメル,三瓶青少年の家での野外研修,フィールドワーク,天体観察を実施する予定。
高1
  • 高校理科の基礎実験・データの統計処理・プレゼン資料の作成を学ぶ。
  • グループごとに実験結果の発表・次年度からの研究課題を決定する。
  • 金沢工業大学と連携した数学の実践授業、大学見学を実施する。
高2
  • 課題研究・実践発表を行う。
  • JAXA訪問,高エネルギー加速器研究機構(KEK)訪問,筑波大学訪問を予定している。
高3
  • 課題研究Ⅱ・実践発表・課題研究に関する大学訪問を予定。
  • JAXA訪問,高エネルギー加速器研究機構(KEK)訪問,筑波大学訪問を予定している。