起業家スクールforサイエンス(文理融合科目)の教育課程の開発

研究開発単位の目的,期待される成果

基礎科学探究Ⅰ・Ⅱで培ったものづくりや企画実行の能力をさらに深める取り組みにより,創造力や共生力を育成することを目的とします。文理融合教科として,科学的な取り組みのなかで職業観の育成ができるようにします。ものづくり,企画実行,探究活動を継続的に行う教育課程を開発し検証を行う。会社経営の経験より,仕事をすることの目的が経済的側面だけではなく,「自己実現」や「社会に役立つ」ことであることの理解を助けます。商品開発の過程で,科学的リテラシーを育成することができます。

内容



文理融合科目として「起業家スクールforサイエンス」を開発します。発達段階に応じた「企画実践型の授業」を実施します。

グループで設立した会社を経営し,商品開発,交渉,販売等の過程で,働くことの目的と意味を考えるとともに,仕事の分担(社会的分業)の必要性,重要性を学びます。

中1から中3では3学年混合で複数の会社をつくり,中3が経営者となり,社員(中1,中2)一緒に,商品開発,製造,販売を行います。高1は単独で会社をつくり,商品開発,一般企業からの仕入れ,店舗における一般向け販売を行います。

中1では,社員として活動に参加することで「勤労の大切さ」を身につけます。中2では,多様な職業について学習するなかで「職業観」を育成するとともに,試行錯誤しながら商品開発を行うことで「創造力」が育成されます。中3では,会社の経営者として運営をすることで「企画実行力」や「リーダーシップ」が育成されます。高1は対外的な活動(仕入れ,販売)を行うことで「社会性」が育成され,また,中3と高1では,ジュニアアチーブメント(JA)主催の「知の甲子園」へ参加することで,自分たちのプロジェクトが全国でどのくらいの完成度であるかを,客観的なポイントとして自己評価ができるようにします。

実施方法

中1 社員として会社の運営のために協力。株主として,会社の企画を判断。
中2 職業観育成のための導入。年間通じて「お仕事ビデオ」の鑑賞を実施。社員として会社の運営のために協力。株主として会社の企画を判断。次年度に向けた商品開発の開始
中3 1チーム10人程度で会社を組織。株主(中1~中3の全生徒)へのプレゼン。商品の製造。商品の販売(文化祭)。「株主総会」※売り上げ結果の報告,アンケートの実施。ジュニアアチーブメント(JA)主催「知の甲子園」への参加(予定)。
高1 チームプロジェクトの発足(会社設立,仕入れ・販売の計画)。商品の製造。「株主総会」※売り上げ結果の報告,アンケートの実施。ジュニアアチーブメント(JA)主催「知の甲子園」参加(予定)。