KAISEIブログ - 202104のエントリ


昨日は、学級委員の認証式を行い、各クラスのリーダーが決まりました。中学も高校も、1年生はまだ仲間の名前もわからない段階かと思います。そうした中で、リーダー業務をすることは簡単ではないでしょう。時には苦労もあるかもしれませんが、どうか1学期間、元気よくクラスを引っ張っていってください。


私が生徒に話したのは「役割が人を作る」ということ。実は私が会社員時代、初めてリーダー的な立場に就いた時、気後れする私に投げかけられたのがその言葉です。能力があるからその仕事を担うのではなく、仕事をこなしていく中で力をつけていく、という意味合いなのですが、考えてみたら当然ですね。どんな出来事が起きるのかがわからない中で、求められる能力など、誰にも見えないわけですから。各学年主任の先生から緊張気味に認証を受けていましたが、この経験が一人ひとりの成長につながっていくことは間違いありません。困った時には、学級委員の仲間や、先生方に相談をして、より良い方法を考えていってほしいと思います。


放課後には、先生方が探究の授業を検討する「探究科会」が行われました。本校では、すべての学年において、「探究活動」に取り組んでいきます。リーダーの倉掛先生から「探究活動を通して、生徒たちが考える習慣を身につけ、深い思考を促す授業づくりをしていきましょう」という目標が改めて示されました。「検索だけでは終わらせない」「必ずしも、その場で答えが見つからなくても良い」といった言葉は、生徒の知的な探究心を育てたい思いの表れではないでしょうか。


私自身は、今日から松江市内の中学校回りが始まるので、各校の校長先生にしっかり伝えてまいります。また、先生方の思いということでは、今年から始まる同好会もその一つ。「高校から新しいことを始めたい人、そんな人の気持ちに応えます」とは田中先生のメッセージですが、一人でも多くの小中学生にお届けしたいです。

  • トラックバック (0)
  • 閲覧 (1095)

昨日は、細木さんの話の続きをと書きましたが、予定を変更して学校行事の様子をお伝えします。昨日の5時間目と7時間目、それぞれ中学校と高校の「新入生歓迎会」が行われました。私は来客などのため、出たり入ったりいたしましたが、生徒会役員をはじめとした先輩たちのワクワク感と、新入生を歓迎する気持ちがひしひしと伝わってきました。


私が会場に入った時、中学校の部で行われていたのがクイズ大会。10問用意されていた問題の半分くらいを見ることができましたが「天籟の鐘」の「てんらい」を漢字で書く問題や、学園坂の桜の木の本数が何本か? という質問は、確かに開星生にしか答えらえれない問題ですね。桜の木の本数の正解者は見ましたが「天籟」はどうだったでしょうか。


各グループには先輩も入ってアドバイスをする姿が見られましたが、和気あいあいとした雰囲気でした。学校生活が始まってからも、困った時に頼れる先輩が見つかったのではないでしょうか。先輩たちは、これからもよろしく頼みますよ!


高校生の歓迎会は、主に部活紹介でした。野球、柔道、テニス、新体操など、全国大会での実績豊富な運動部がある本校のこと、ずらり並んだ部員たちの姿は迫力がありますね。コロナ問題で時間的な制約があったでしょうが、来年はパフォーマンスも披露できるといいですね。


一方で文化部は、「黒板アート」を披露した美術部が作品を持ち込んだり、動画も交えている部もあり、多彩な活動紹介でした。吹奏楽やコーラス、筝曲など、音楽系のバリエーションが豊富なところに、軽音楽の同好会も今年から新たに加わっています。こうした文化活動の面も、実は開星の隠された魅力なのですね。調理科の伝統を引き継ぐ調理部も、どんどん盛り上げていってください!


また今年から始まる同好会は、軽音楽のほかに女子サッカー、弓道、卓球、ボードゲームなど。すでに入会希望者が出ているとも聞いていますが、今から活動が楽しみです。


大田先生が話していたように、部活動&同好会のいいところは、友達とのつながりを作ることとともに、自分自身の努力目標が見つかること。3年生になった時のアピールポイントとしても、磨きをかけていけるといいですね。中高それぞれ、生徒会の皆さんにはお疲れさまでした。

  • トラックバック (0)
  • 閲覧 (1116)

入学式で「世界で活躍している開星卒業生」の話をしましたが、たまたま直後に面会する機会に恵まれました。その人は、約1か月間のエジプト遠征を終えて帰国した、テニス部OGの細木咲良さん。島根県に帰ってきて、先週の金曜日には本校に来てくれたのです。細木さんは、ITF ツアーシングルスという大会に出場し、1 週目ベスト16 、2 週目ベスト4。そして 3 週目には、念願のプロツアー初優勝という素晴らしい結果を残しました。コロナ禍のために、世界の大会事情が変わっていて、例年であればランキング300位くらいまでの選手で競うというこの大会。今年は200位台の選手も何人か出場し、実にレベルの高い戦いだったと聞きました。週を追うごとに順位が上がっていったのは、試合を終えるたびにコーチとともに課題を検討。着実に修正を重ねていった結果、大きな目標の一つであった「ツアータイトル獲得」を果たしたのです。


決勝で勝った相手は、2週目で敗れた日本人選手とのこと。日本のトップ選手も数名が参加しており、最初は1−6,1−6で完敗したそうです。しかし、弱みを克服して優勝したところが凄いですね。細木さんをプレーヤーとしてもお育ててきたお父様から、その価値の大きさと今のテニス界の事情などを伺いました。上位ランクの戦いは、こうしてツアー期間中での微妙な調整で勝敗がわかれるほど、実力が拮抗しているとのこと。したがって大会を経るたびに、ランクの上下移動がかなり激しく起きるそうです。実に気の抜けない世界なのですね。厳しい勝負の世界で戦いながら、次の目標に向かっていくと口元を引き締めますが、その目標については明日お伝えします。

  • トラックバック (0)
  • 閲覧 (1082)

日本の中学・高校の新学期らしい風景と言えば、部活動は象徴的ともいえるでしょう。各部に新入生が加わり、体育館で、グラウンドで、あるいは校舎内でみずみずしい空気を発散しています。まだ正式入部ではなく、お試し参加の生徒もいるかもしれませんね。テニス部・探究部・女子サッカー同好会の新人募集のポスターも、春の風物詩めいています。


一方では、開星も含めて中学で高い実績を残し、高校で早くも主力として期待されている様子の生徒もいるようです。金曜日に見学した柔道部では、歴代部員の名前が重ねられているプレートに、今年の新入部員が加わり汗を流していました。おめでとうございます! ちなみにこのプレート、ある時期までは、下田先生のお父さまが書かれ、今は野球部の野々村監督が引き継がれているとのこと。伝統を感じますね。


昨日の土曜日もぐるりと活動を見て回り、顧問の先生やマネージャーに様子を聞くと「○○人入りました!」「まだ、この後も入部してくれそうです」といって顔をほころばせます。そうしてみると、新しい体制が固まるのは、まだしばらく先なのでしょうか。


今月末には中国大会が開催される女子バレーボール部では、他校を招いての練習試合。新入生が元気にコートで跳んでいました。これまで5人で活動していたのですから、お互いこの日をどれだけ待ち望んでいたことでしょう。野球部も来週から中国大会に入るとのことで、やはり昨日は練習試合が行われていましたが、駐車場が満車で観戦はあえなく断念。また機会を見て、新チームの試合を見に行きたいと思います。

  • トラックバック (0)
  • 閲覧 (1058)


●式辞

南の温かい風が、ひと足早い春を運んでくれました。     

学園坂をうす紅く染めた桜は、絢爛たる花の季節から、  

あなたの入学を祝福するように新緑を揺らし始めています。

緑の若葉に、新しい命の息吹を感じる春の佳き日、

あなたを大切に育ててきた保護者の皆さまと、

こうして入学式を挙行できますことは、

私ども教職員にとっても格別の喜びです。



中学校40名、高校156名の新入生諸君、

保護者の皆さま、おめでとうございます。

あなたにとって、大きな節目である大切なこの式典、     

あなたを支える人たちに見守られ、

新しい一歩を踏み出す今日の日を、心に刻みつけてください。

令和3年度という年は、世界の歴史上でも、

特別な一年になることでしょう。

私たちは新型コロナウイルスとどう向き合い、乗り越えるのか。

人類の繁栄は、感染症との闘いの歴史と言われますが、

あなた方若い世代は、未来への希望であることが、

改めて確認されました。

社会の情勢がどんなに厳しくても、我慢と工夫を重ね、

必死で突破口を見つけて前に進んでいく。

その意志と行動力こそが、若さの証と言えるでしょう。

水泳の池江璃花子さんが見せた奇跡の復活はその象徴でした。

プールサイドに手をかけ、嗚咽しながら拳で水面を叩き

涙があふれる瞳を、掌で覆って佇んだ二十二秒間。

七百八十六日の記憶が駆けめぐった…と報じられました。

「自分がすごくつらくてしんどくても、

努力は必ず報われるんだと思った」と絞り出した声に、

世界各国から祝福の言葉が届けられ、

私も身体が震え、胸に熱いものが流れました。

もちろん華やかな舞台だけではありません。

身近な生活の中でも、若いあなたが壁を乗り越えようとする

生きざまは、必ず周りの人たちの元気になります。

新型コロナ問題での不自由はしばらく続きますが、

中学生は中学生として、高校生は高校生として、

自分として何ができるのか。

家庭での役割も意識して、どうかあなたの守備範囲を

少しでも広げていってください。

そうして培われていくたくましい心は、

アフターコロナと言われる近未来の社会で、

必ずやあなたを支える確かな力になることでしょう。

あなたが今、気づいていない大きな可能性を、

開星の新しい舞台で育んでいってください。


あなたの可能性を開いていく上で、

ここ開星中学・高校の門をくぐったからこそ、

ぜひ意識してほしい振る舞いがあります。

それは、本校の建学の精神として受け継がれている

「品性の向上」です。

品性を高めることによって、社会に貢献する人材になる。

そうした成長の姿を、理想に描いています。

本校はまもなく創立一〇〇周年を迎える長い歴史があり、

広く社会に貢献する人材を送り出してきました。

在学中から品性を高め、国内だけでなく、世界を

股にかけて活躍している先輩もたくさんいます。

ただ「品性」という言葉には、馴染みがないでしょうし、

私自身も実生活ではあまり使ったことがありません。

ですから、あなた方と一緒に「品性」という言葉を考え、

共に高める努力をしていきたいと考えています。

そこで、一つのきっかけとして、明日のオリエンテーションで

考える時間を準備しました。より深く探求するためにも

辞書で「品性」という言葉の意味を調べておいてください。

新しい仲間との初めての研修を通し、品性を高めるための

ともしびをかかげ、開星校生としての歩みを一歩、

踏み出してほしいと思います。


最後になりますが、私が信条としている言葉を贈ります。

それは「将来出会う誰かのために 今をひたむきに生きる」

という言葉です。

マラソン競技の高橋尚子さんが、二〇〇〇年に開催された

シドニーオリンピックで、金メダルを獲得しました。

女子陸上史上初めての快挙でしたので、総理大臣から

国民栄誉賞を受け、その後、天皇陛下にお招きを受けた

式典の時でしたでしょうか。「金メダルは目標でしたか?」

と尋ねられた時、高橋さんは次のように答えました。

「とんでもないです。私は走るのが大好きで、毎日一生懸命

走っていました。そうしたら天皇陛下にお会いできたのです」

そうした意味のことを話していました。

夢や目標を持つことの大切さは、言うまでもありません。

一方で、大きな夢や目標はなくとも、一生懸命ひたむきに

努力することで、思いもかけない道が開かれて、

びっくりするような出会いがあるということ。

これもまた、人生の真実ではないか。

高橋さんのエピソードから、そのように連想したのです。

将来出会う誰かのために、今をひたむきに生きる。

あなたが中学校、高校で、ひたむきに打ち込むものを見つけ

大きく成長していくことを、心から願います。




保護者の方におかれましては、お子さまの成長を温かく

見守られ、時には厳しく、時には優しく

励ましてあげてください。

私どもも勉強に、課外活動に、全力で支えていくことを

お約束いたします。

三年後の卒業式の場で、よくぞここまで成長したものだと

あなた自身が、そして周囲の誰もが深い感慨に包まれる

日が来ることを心より願い、式辞の結びといたします。

本日は、おめでとうございました。

令和三年四月八日

開星中学高等学校 校長 水野 次郎
  • トラックバック (0)
  • 閲覧 (1136)

ブログ カレンダー

« « 2021 4月 » »
28 29 30 31 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 1

カテゴリ一覧

アーカイブ